近年、がんの治療は、手術・抗がん剤・放射線治療だけでなく、様々な分子標的薬・免疫療法、またAYA世代のがん治療やがんゲノム医療など、多様化・複雑化しています。
腫瘍外来には、腫瘍内科、腫瘍外科、血液腫瘍内科、腫瘍精神科、緩和ケア外来の5診療科があり、診察のほか、口腔ケアや心のケア、がん相談なども行います。
センターには、センター長と副センター長を置き、曜日によって各診療科の医師が診察を担当します。また、センター専任の看護師、医師事務作業補助者、受付がそれぞれ業務にあたります。かかりつけ医や連携医療機関からの紹介による予約制で診療を行います。なお、これまでどおり、各専門診療科でもがん患者の診察は行います。
レジメンとは、「がんの薬物療法を安全に行うために薬剤の種類や投与量、投与方法などを時系列で示した治療計画書」のことです。
病状を説明し理解を得たうえで、化学療法、抗体療法、分子標的療法、放射線療法などの最適な医療を提供します。
プライマリケア医、各専門分野の医師、病理医、放射線科医、コメディカルスタッフなどの多くの医療従事者との協力により、質の高い医療を目指します。
治療方法などについて患者さんとよく話し合い、紹介医や地域医療機関と連携して診療にあたります。
泌尿器悪性腫瘍、尿路結石、排尿障害、血液透析などを主として診療を行っています。
地域連携にも積極的に取り組んでいきます。
丁寧、安全、確実な治療を心がけています。
親身な診療を心がけて、安心な医療が提供できる様に努めています。
少しでも患者さんの力になれるように努力していきたいと思います。
まだまだ未熟者ですが、多岐にわたる経験を積み、細やかな診療を心がけていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
患者さんが早期に社会復帰できるようにリハビリテーションのスタッフ一同でチーム力を駆使し、学術的・臨床的に高度な水準で安心・安全なリハビリテーション医療を提供させていただきます。
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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午前 (診療科) | - | 緩和ケア外来 | 緩和ケア外来 | 心理カウンセリング | 緩和ケア外来 |
午前 (医師) | - | 近藤 愛貴美 | 近藤 愛貴美 | 公認心理師 | 近藤 愛貴美 |
午後 (診療科) | - | - | - | 腫瘍精神科 | - |
午後 (医師) | - | - | - | 利光 秀文※第2・4週 | - |
午前 (診療科) | 緩和ケア外来 | 腫瘍外科[乳がん・一般外科] | 腫瘍外科[乳がん] | - | 腫瘍外科[乳がん] |
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午前(医師) | 近藤 愛貴美 | 松井 栞 | 丹黒 章 | - | 日野 直樹 |
午後 (診療科) | - | - | 腫瘍外科[乳がん] | 腫瘍外科[乳がん] | |
午後 (医師) | - | - | 澤田 徹 | 日野 直樹 |
午前 (診療科) | 放射線科[IVR外来] | 乳腺エコー | - | 腫瘍内科[血液] | 腫瘍外科[乳がん・一般外科] |
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午前 (医師) | 岩本 誠司 | 生島 葉子 | - | 橋本・竹内 | 西庄 文 |
午後 (診療科) | - | 乳腺エコー | - | 緩和ケア外来 | 腫瘍外科[乳がん・一般外科] |
午後 (医師) | - | 生島 葉子 | - | 多田 幸雄 | 西庄 文 |
午前(診療科) | 腫瘍精神科・心身症科・ 緩和ケア外来 | 腫瘍精神科・心身症科 | 腫瘍精神科・心身症科 | 腫瘍精神科・心身症科・ 緩和ケア外来 | 腫瘍精神科・心身症科 |
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午前(医師) | 多田 幸雄 | 多田 幸雄 | 多田 幸雄 | 多田 幸雄 | 多田 幸雄 |
午後(診療科) | - | - | - | - | - |
午後(医師) | - | - | - | - | - |
(担当) | 口腔ケアスタッフ | 口腔ケアスタッフ | 口腔ケアスタッフ | 口腔ケアスタッフ | 口腔ケアスタッフ |
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がん治療とそれを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。特に化学療法(抗がん剤治療)は、新薬の開発、副作用対策の進歩を受けて患者さんの生活の質(QOL)を重視し、入院治療から外来での治療に移行してきています。
当院では、患者さんがより安全に、安心して抗がん剤の投与を受けられるよう、スタッフが細心の注意を払いながら投与を行っています。また、治療に関する相談を受けたり、副作用の症状説明やその対処方法・日常生活での注意点などについて説明し、アドバイスを行っています。薬剤師も常駐しており、内服中の薬などについて点滴中にご相談いただくことや、かかりつけの調剤薬局に情報を提供することもできます。
がん患者さんの症例検討会「キャンサーボード」を毎週開催し、患者一人ひとりの病態に応じた治療を行うため、専門的な知識及び技能を持つ多職種のスタッフが情報を共有した上で方針を決定し、最善で安全な治療が提供できる体制を整えています。
外来や一般病棟に入院しているがん患者さんで、身体的症状(疼痛、倦怠感、呼吸困難等)、精神的症状(不安、抑うつ)また社会的不安を持つ患者さんをサポートします。
医師、看護師、薬剤師、公認心理師、リハビリテーション療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど院内の多職種がチームでサポートに当たります。
がんの経過中には、痛み、息苦しさ、吐き気や身体のだるさなどのつらい症状がおこってきます。これらの症状を和らげる治療やケアをより充実させ専門的に行います。
リハビリテーション専門医の指導の下、がんリハビリテーションの資格をもった理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が患者さんの回復力を高め、残存する能力を維持・向上させ、早期社会復帰や生活の質を向上させることを目的にリハビリテーションを実施します。
市民病院でがんを治療中または治療した患者さんのうち、救急診療が必要となる可能性がある方に「あんしんカード」を交付し、常時対応できる体制を整えています。
「あんしんカード」を持っている患者さんは、救急時においても、一定の制約はありますが、いつでも市民病院で対応します。
患者さんだけでなく、かかりつけ医の先生も「あんしん」できるシステムです。
平成27年4月5日「徳島市民病院がんセンター」開設記念の公開講座を開催しました。
当日は国立がんセンター名誉総長 垣添 忠生先生が「がんと人間と社会」と題して講演を行いました。
また、垣添先生の講演に先立ち、三宅 秀則 徳島市民病院副院長兼がんセンター長(当時)が「がん患者のトータルケアを目指して」と題して講演を行いました。