私は将来医療機器開発に携わりたいと考えています。しかし医療に関心はあるものの、実際に医療現場に関わる環境はありませんでした。そこで、実際に自分の目で医療の現場をみてみたいと思い、ボランティアを希望しました。
それまではイメージ上にしかなかった医療現場をリアルに感じ取ることができました。医療を提供する側、収受する側を客観視できたことで、医療がどのようなものであるかを認識することができました。
私の業務は主に病院に来られる患者さんのご案内と病院医療者が快適に過ごせる環境作りについての意見提示でした。
その中で大変だったことは、問題に対して多角的に考える必要があったことです。
ある問題に対して医療スタッフの視点のみで考えたことは、結果として患者さんに不利益を招くこともあるため、問題に取り組む際はそれに関わるすべて人々の視点で考える必要があります。このことに、環境を改善することの難しさを感じました。
私は自ら体験することは非常に重要であると考えています。今回私はボランティアに参加して現場に身を置いたことで、病院で働くスタッフの皆様や指導を担当してくださった方々から数多くのことを学ばせていただき、今後自分が医療に関わっていくために何をすべきなのかが以前より明確になりました。