『2人に1人は“がん”に罹る』と言われる今日、がん治療とそれを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。特に化学療法(抗がん剤治療)は、新薬の開発、副作用対策の進歩を受け、患者さんの生活の質(QOL)を重視し、入院治療から外来での治療に移行してきています。
当院では、平成18年4月に《外来化学療法室》が開設されました。リクライニングチェア7台とベッド4台が設置され、それぞれテレビを1台ずつ備え付けています。カーテンを開けると、暖かい日差しが差し込み、吉野川や眉山を眺めることができます。明るい室内で、癒やしの音楽を聞きながら点滴中もゆったり過ごすことができます。
化学療法室スタッフは、患者さんがより安全に、そして確実に安心して抗がん剤の投与が受けられるよう、細心の注意を払いながら投与を行っています。また治療に関する相談を受けたり、自宅で患者さんが副作用に悩まされることのないよう、副作用の症状説明やその対処方法・日常生活での注意点などについて説明し、アドバイスを行っています。
化学療法室には薬剤師も常駐しており、内服中のお薬や副作用対策のお薬について点滴中にご相談いただくことや、かかりつけの調剤薬局に情報を提供することもできます。
ちょっとした疑問や不安なことも相談できるよう、お話ししやすい雰囲気作りを心がけています。
治療を受けている患者さんやご家族の最も身近な存在として、いつでも気軽に相談できる窓口でありたいと考えています。
内服抗がん剤の内服期間や投与量、制吐剤の内服日や用法、抗生物質の内服タイミングなどご不明な点があれば気軽に下記までご連絡ください。
(受付時間は原則平日午前8時30分から午後5時まで)
各種パンフレット・ハンドブック
症状の説明・対処方法・日常生活での注意点などをパンフレットにそって説明しています。