「緩和ケア」とは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとその家族に対して、痛みや身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関するきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることであり、「緩和ケア病棟」は、適切な緩和ケアを提供し患者さんやご家族の生活の質を高めることを目的とした病棟です。
注意)がんによる病状悪化にともない、症状改善が困難と判断した場合は、自然な形で経過を診させていただく方針です。
入院判定をうけ緩和ケア病棟の利用者として登録後は、レスパイト入院も可能です。ただし、有料個室の利用で1 週間以内の利用となります。
注意)レスパイトとは「一時休止」「休息」「息抜き」の意味です。在宅介護などで介護者が日々の介護に疲れ、限界を超え、介護不能となることを予防する目的で患者さんに短期入院していただくことをレスパイト入院といいます。
緩和ケア病棟に関するご相談は、患者支援センター内(緩和ケア担当窓口)にお電話でお問い合わせください。
緩和ケア病棟では、どのような方にお過ごしいただけるかの入棟基準を設けておりますので、ホームページよりダウンロードを行い、あらかじめ内容をご確認ください。
現在、通院中もしくは入院中の病院を通じての申込みとなります。
現在の主治医又はかかりつけの先生に、診療情報提供書(紹介状)および緩和ケア相談外来チェックリストの作成を依頼してください。
「診療情報提供書」、「緩和ケア相談外来チェックリスト」、「緩和ケア相談外来申込書」の3つの書式を事前にFAXにてお送りいただくことで、お申込みとさせていただきます。
緩和ケア相談外来は、月曜・火曜・水曜・金曜日の午前10時から午前11時となっています。希望日時を第3希望までご記入ください。
ご家族のみの相談の場合は、緩和ケア相談外来同意書を記載し、緩和ケア相談外来時にご持参ください。
お問い合わせ後、こちらで面談日を調整し、担当者より後日連絡させていただきます。相談はご本人が来られた場合は保険診療の自己負担額、ご家族のみの相談の場合は自費4,653円(税込)の費用が必要となります。
ご本人・ご家族と緩和ケア医師が面談し、現在の状況と今後の過ごし方について、ご本人の意向を聞かせていただきます。また、緩和ケア病棟や入棟判定について説明いたします。その後、希望があれば、緩和ケア病棟の見学も可能です。
下記書類は、FAX後、緩和ケア相談外来へ来られた際に提出してください。
緩和ケア相談外来面談後、入棟判定会議で検討を行い、数日以内に結果を電話でお伝えします。また病診連携室を通じて入院・転院の日程調整をさせていただきます。